水蒸気治療システムRezum™

水蒸気がもたらす低侵襲前立腺肥大症治療

前立腺の肥大によって排尿困難や尿勢低下、時間がかかる、出ない(尿閉)といった症状をきたした場合に手術で治療を行います。

一般には内視鏡を使用して前立腺を切除(TURP)、くりぬく(HoLEP)、蒸散(PVP)を行います。

こうした手術はある程度の手術時間がかかり、出血を伴うため腰椎麻酔や全身麻酔が必要です。したがって入院も必要になります。

2022年秋に認可された水蒸気治療は手術時間がきわめて短く、出血がないため、入院なしに治療が行えます。

日本泌尿器科学会の適正使用指針でこの手術の適応となる患者さんは、全身状態や手術侵襲を考慮して従来の手術の困難な症例:(・合併症リスクの高い症例 ・高齢もしくは認知機能障害のため術後せん妄や身体機能低下のリスクの高い症例)としています。

つまりきわめて安全な治療と言えます。

したがってこの手術を希望されても、適応のない方は通常手術をする病院へご紹介させていただきます。

低侵襲と効果の両立 by leaving nothing behind

Rezumを用いたWater Vapor Energy Therapy(WAVE治療)は、水蒸気を用いて前立腺を縮小させ、また術後5年時点でも安定した効果と性機能の維持が示唆されている1

低侵襲な経尿道的前立腺肥大症治療です。

水蒸気の対流を利用して 効率的に肥大組織をWAVE治療
自然吸収による組織の退縮
平均治療時間は10分未満1
狙った部分のみを治療します

BPHの外科的治療に新たな選択肢を

  • 中葉肥大も同様に治療が可能
  • 従来の手術療法が困難な患者に外科的治療の選択肢を追加

WAVE治療の流れ

術前
術後

浮腫による尿閉を避ける為に症例により術後、一定期間は尿道カテーテルの留置を検討する必要があります。

5年臨床試験1成績

  • 症状の緩和とQoL改善度合いを5年間維持(ベースラインとの比較)
  • 低い再手術率
  • 中葉肥大を有する患者を含む

実臨床に示されたIPSSスコアの改善度合い2

市販後調査(Post-Market)の術後1年間のIPSS平均値は臨床試験(Pilot、Crossover、RCT)のIPSS平均値と類似の推移を示しています。

References

1. McVary KT, Gittelman MC, Goldberg KA, et al. Final 5-year outcomes of the multicenter randomizedsham-controlled trial of Rezūm water vapor thermal therapy for treatment of moderate-to-severe lowerurinary tract symptoms secondary to benign prostatic hyperplasia. J Urol. 2021 Sep;206(3):715-24

2. McVary KT and Roehrborn CG. Three-year outcomes of the prospective, randomized controlled RezūmSystem Study: convective radiofrequency thermal therapy for treatment of lower urinary tract symptoms dueto benign prostatic hyperplasia. Urology. 2018 January; 111: 1-9.

* Results from different clinical investigations are not directly comparable.

伊賀市にて泌尿器科を診療する「あきやま腎泌尿器科」についてご案内します。

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